プロフィール

社会保険労務士:登録番号第27100081号

整理収納アドバイザー:認定番号1SSAD014512 

甲南大学経営学部卒

社会保険労務士法人ながたき事務所 代表社員

 

「職場をよくして暮らしもよくする」

 

人が主役の社内のお片付け・整理収納やコンサルティングを通して

社内の課題解決のお手伝いをしています。

働いてい幸せになる「いい会社」にするための中小企業の伴走者です。

社会保険労務士というしごとのきっかけは

「社会保険労務士になろうと思ったきっかけは?」とよくご質問を受けます。前職が金融機関だったので、大きな志を持って開業したという答えを期待されます。答えは「ハローワークの紹介」です。皆さん一瞬固まってしまいます。ハローワークで紹介を受けることになった経緯は後ほど。ただ、私はこの仕事に出会えて自分を取り戻しました。仕事を通じて「感謝される喜び、必要とされる喜び」が人を幸せにするんだ!マイナスに捉えていたことも仕事を通じてプラスとなると実感しました。一人でも多く(特に女性)働いて幸せを感じる人が増えると世の中が明るくなると確信しています。

子どものころに夢見ていた職業とは異なれど、社会保険労務士という仕事を通じてカタチを変えて夢だったことが実現しています。社会保険労務士でなかったら出会えなかったであろうたくさんの素晴らしい方に出会い、ご縁をもって本当に幸せです。

担任の先生の言葉と就職氷河期

小学校1年生の頃、担任の先生に「あなたたちが大人になるころには男も女も関係なく活躍する時代になる。」と言われ、衝撃を受けました。ただ、両親祖父母から「女の子は愛嬌」と育てられ、不自由なく成長しました。思春期、女子校に属し、性差を意識しない環境でもあり、なんでも「女子だけ」がやるしかない環境でもありました。その後、大学(共学)に進学。大学(就活)時代へ突入、全くの就職氷河期(2001~2002年)を経験。その時期にも、結婚して子供を持っても働き続けられる会社に就職したい、働くお母さんを助けられるような仕事・・・漠然としていました。このような状況にある大学生も多いのでは、と思います。やがて困難な就活時期の中で、落ちまくる、男性優先の採用を感じ、男の子の友達がどんどん内定もらっていく中、焦り、不安が募っていきます。就活後半期では、金融機関は育児しながら働きやすい制度が整っていると聞き、一般職から総合職への昇進チャレンジの道もあると説明に素直に納得。自分の思うキャリアが描ける期待をもって卒業しました。社会人となると、「いい会社に就職したね」と家族や周りの大人はすごく喜んでくれたことを思い出します。親孝行できたかな、という錯覚も覚えました。そんな中でも、社会保険労務士資格の取得に励みました。一般職で従事した部署での年金手続きその他に関する資格を探したら社会保険労務士を見つけました。そのときは、独立開業なんて、これっぽっちも考えていませんでした。

前例主義は犠牲者を放置する

いまでも続く「社内結婚=寿退職」の現実に嫌気を差す女性は多い。同調圧力があり、制度的には、子育て支援の制度はあるが、前例主義で古い慣習を覆すことができなかった当時を振り返ると、現状とのギャップに対し、「人として扱ってくれない」悩みが大きかったです。気持ちを切り替え、妻として彼を支えることでお世話になった会社へ恩返しと決意することで自分を正気にしたこともあります。

段々と、○○さんの奥さん、○○ちゃん(くん)のママ、と自分を失っていくような恐怖を持ち、自らのIdentity(個人認証)に欠き、自己肯定ができなくなっていきます。

 

無事に、妊娠し、出産を目前に控えた中で、パートナーの突然の異動。生活が全く変わってしまう恐怖に、独りの頑張りでは限界があることを知りました。当然、個人情報保護やプライバシーへの配慮が社会的に謳われてきた中では、従業員の家族に配慮が必要か?会社はそこまで踏み込んでいいの?と自問した時期も過ごしました。

こんな時期を経て、家庭的には、子育てをしながら、働くブランクをもちながら、シングルマザーが正社員の就職口を見つけることの難しさを経験します。

 

結局、職業キャリアの中断が許されない日本の現状を知ることになり、なんとか独身時代に取得していた資格で、なんとかつながった再就職口でもありました。やがて、仕事をすることで自分を取り戻していく自分に、「感謝される喜び、必要とされる喜び」を仕事から得られ、特に女性社員への取扱いに苦慮していた経営者(男性)へ寄り添うことができ、マイナスと捉えていた経験・出来事がプラス思考に変化する、きっと働いて幸せになる女性が増えたら、世の中は明るくなる!!と確信した時期でもありました。

女性活躍で真の「いい会社」経営を実現する

政府・地域・経営者ともに女性活用と総論では賛成を述べていますが、実態、社会の支援はそこまで充実していないという体験をすると、やはり「働いて幸せになる」ための職業キャリアが断続的では難しい大手企業が、今では逆に弱点となりつつあり、一方では、女性活躍の取り組みを行わない中小企業では死活問題に瀕することもわかり始めました。

それだけ、経営者、特に男性での後継者は危機意識が強く、頻度ご相談を承ります。

その際、「性別の違い」を意識することはなく、本当に「女性は社会的弱者なのか?」、女性≠社会的弱者というのは、対比としての「昭和時代の男性の働き方」へのアンチテーゼにしかならないと思っています。今の時代、男性も子育てや家庭生活を充実したい生き方を選択したいとも、介護における退職も社会問題になる中では、男女の差はなく、働き方の意義を見直す時期でもあります。ただし、働き方の合理的配慮が必要でもあり、女性が有する妊娠、出産、子育て、更年期へは直ぐの対応がなされるべきでしょう。

 

私は私の職業人生を充実させるため、中小企業の可能性を信じて活動を広げ、世の中を明るくしていきます。

女性の起業、役員登用、リーダー育成・・など、世間での女性活躍のイメージだと思いますが、顧問先では、未来を見据えた「前向きな降格」の例もあります。従業員とその家族の現在と、将来を考えた結果の降格で、その効果として、仕事のパフォーマンスも上がり、家族関係も良くなった、会社への愛着も深まったという結果でした。そのことからも、各種、制度が整っていないからこそ新たに作っていくことができ、初めてのことが多い前例がない中小企業だからこそ、柔軟な働き方の対応ができる、いわゆる弾力的対応も新時代には益々重要になります。

 

更に、社内教育の機会を増やすことは、決して権利主張で面倒な社内を作り出すことなく、お互いさま精神を醸成しようと前向きに励む社員を作り出すことができるのです。

 

いずれ、私と会社、私と仲間、仲間と会社、私たちの会社の真のチームができるためにも、いま女性活躍を求められる時期に、「いい会社」として働いて幸せになる経営を実践することに貢献していきます。